(元)ホームレスの国際協力バカ大学生の毎日

Table For Two University Association代表。桜木花道に憧れた少年は5年経って途上国に給食を届ける大学生になりました。ずっとこどっこいの私が送るどったんばったんの日常をお送りします。

TFT-UA代表として

TFT-UA代表として

 

Table For Two という活動を知っているだろうか。

少しだけ説明を聞いてほしい。

 

 

私たちは世界中のすべての人達と食料をシェアして生きている。

 

しかし左を見れば食べ物は余って肥満で困っている。

右を見れば食べ物は足りなくて飢餓で困っている。

世界の食料バランスが良くないことくらい誰にでも分かる。

 

私たちには危機感がない。

なぜか?

–それは私たちが“足りている側”だからだ。

 

この日本で飢餓状態になることはごく稀だ。

どれだけ食べてもまだ食料はある。

災害時、コンビニの店頭から食料がなくなることは“珍しいこと”として報道される。

 

 

常に店頭に食べ物が並んでいるからだ。

その内の何割かは食べられずに捨てられている。

 

 

同じ地球上に満足にご飯を食べられていない人は八億二千万人以上いる。

まるで実感が湧かない。

八億二千万人の人間が集まる様を目の当たりにしたことがないからだ。

 

しかし、その八億二千万人の中には私の友達も含まれている。

 

 

そのひとつひとつに命があり、心臓は動き、目は光を映し、喉は声を震わせ、耳は音を集め、人は生きている。

 

ひとつたりとも犠牲になっていい命などない。

生きていればお腹は減る。

喉は渇く。

学びたいと思う。

夢を抱く。

幸せになりたいと思う。

誰かに愛され、誰かを愛したいと思う。

 

 

それを許されないこと以上に悲しいことなんてあるのだろうか。

誰でも知っている。みんなで見て見ぬ振りをしている。

もう、やめにしないか。

 

 

人間の死亡率は100%だ。

その中で美しく輝く人生は花火のように美しく儚い。

 

生まれた環境によって、

自分以外の誰かに人生を握られては、

自分の人生の主語を他人においては、

ならない。

 

 

TFTが、この地獄の世界を打破するための解決策のひとつになることができれば幸いだ。

 

私は今TFTの学生連合(Table For Two University Association)の代表をしている。

 

私は、地獄の世界に終わりが来ると本気で信じている。

 

誰もが食料に困らない世界がくると信じている。

他の命を奪ってしか生きられない私達の罪の重さは、誰であれ同じだ。

 

同時に、人は愚かだと思う。

失敗を繰り返したり、自分は他人より優っていると言ったりする。

 

その愚かさは

神様が人間にくれた“ついたて”だ。

 

他の生き物と私たちを区別する“ついたて”だ。

 

その愚かさで、馬鹿げた理想を信じようと思う。

ありえないものを信じ続けようと思う。

 

地獄は、終わる。

 

Table For Two University Association代表

河内陽太郎

 

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