(元)ホームレスの国際協力バカ大学生の毎日

Table For Two University Association代表。桜木花道に憧れた少年は5年経って途上国に給食を届ける大学生になりました。ずっとこどっこいの私が送るどったんばったんの日常をお送りします。

卯月

卯月

 

地下鉄のトンネルを吹き抜ける風は、ホームに立つ私達の元気まで連れて行ってしまいそうです。

華麗に舞う地下の盗人には、心の内が見えるのでしょうか。

 

 

①健康について

TFT-UA代表になってから四ヶ月が経ちました。

 

最初は代表と名乗るのも怖かったけれど、ビビりながら代表代表と名乗り続けたらようやく板についてきた感じがします。

 

振り返れば去年の間、UAにいたのに健康について深く考えることがありませんでした。知っている気になって、根拠の無い情報を切り貼りして考えることを終わりにしていました。 それが嫌になり、立ち止まってみました。

 

「健康」って、なんだ?

 

そう、健康とは何なのでしょう?

本を読み、インターネットを漁り、たくさん考えました。今の段階で分かったことがあります。

 

「健康」は大きく分けて二種類あると思います。

 

一、伝統食と適度な運動をして病気をせずに長く生きて死ぬこと。

二、好きなものを食べストレスフリーな生活を送り短く生きて死ぬこと。

(もちろん、ある程度の食事と運動量を前提として考えてくださいね。)

 

一でも二でも、今は子孫が残せる(それも二十年近くかけて相手を選り好みする)時代です。

 

そんな中で私達は八十歳を過ぎても元気に生きて家庭菜園をするのか、六十歳までタバコを吸って好きなものを食べて人生を燃やして生きるのかを選びます。

 

大切なのは「食べるもの、運動、睡眠時間いずれも私たちは毎回選んでいるということを自覚する」ということです。

 

この(価格競争の激しく、安いものを選ぶことが無条件に良しとされ、ファストフード店が立ち並び、大して歩かなくても目的地までたどり着けるようになったことの多い)残念な国で、

健康的な食事をとり運動習慣を維持し、身体にとって幸せな人生を送ることは、とてもとてもとても難しいことだと自覚することです。

 

伝統食がその地位を引きずり下ろされたのは、紛れもなく現代を生きる私達の浅はかな選択のせいです。

人類史を築いてきた先人達に合わせる顔がありません。

 

 

②逆ギレもいいところ

 

「発展」することが「幸せ」だと、誰に教わったのでしょう。

 

気付かぬうちに結び付けられたイコールを今日もぶら下げて話される言葉達は悲しそうな顔をしています。

 

自分のやりたいことがだんだん明確になってきました気がします。

一度結論づけてから時間をおいて、多方面からの刺激を与えたあとに考え直すのが好きなので、あくまで「今のところは」という話ですが。

 

世界中の人、誰一人として明日の食事に困らない。死の恐怖に怯えない。そんな世界が見てみたい。

 

それだけの話です。

 

でも今は、何をするにもお金が必要な社会です。

 

 

パチンコを一生していたい人も、

仕事をせずに遊んでいたい人も

社会のために人生を捧げたい人(たとえそれが地球の顔も知らない人々に食事を与えたいと考える大学生でも)も

同じ「お金」を集めなければなりません。

 

オブラートを溶かしてみれば、

「社会のためにやりたいことがあって、精一杯活動をして睡眠時間を削って勉強して、たくさんのことを諦めているのに、なんで毎日飲み歩いてる大学生を尻目に貧乏生活を続けなきゃならんのだ!」

という言葉がでてきます。

 

逆ギレもいいところ。

いくら頑張ったからなんだといった話です。

「結果を出してから出直してこいバカヤロー」

ですね。

 

でもたまにはかっこ悪い愚痴も吐いてみたくなるものです。笑われることも馬鹿にされることも敬遠されることも増えました。マイノリティ。

 

スヌーピー

「配られたカードで勝負するっきゃないのさ」

と言っていました。 だから手持ちのカードで勝負してみます。

 

月の区切りとか、年の区切りとか、学年の区切りとか、生まれてから二十年経ったからとか、誰が決めたかも分からない地点で切り返すよりも、よっぽど華麗で、泥臭くて勢いのある方向転換。 意識的な区切りは「今」。

 

 

 

第二ラウンドを告げるゴングが 地下鉄のホームに響きます。

四月の陽太郎報告でした。

 

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