(元)ホームレスの国際協力バカ大学生の毎日

Table For Two University Association代表。桜木花道に憧れた少年は5年経って途上国に給食を届ける大学生になりました。ずっとこどっこいの私が送るどったんばったんの日常をお送りします。

【17時間ドライブ】古都の風に吹かれて

古都の風に吹かれて

十月十九日(二十一時)-十月二十二日(九時半)

 

一日目:清水寺祇園、唐揚げ梅しん、先斗町

二日目:金閣寺銀閣寺、東本願寺渉成園錦市場

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①ドライブドライブ

 

世界は広い。世間は狭い。

なんにせよ、京都は遠い。

終わらない高速道路の上で何度も発狂しそうになる自分を抑え、運転した。

ドライバーは私一人。隣で一緒に楽しい話をしてくれる友達がいなかったらきっと完走出来なかったと思う。 休憩時間も合わせて、帰り道は十七時間もかかった。

 

②からあげプチ修行

 

今回の旅行の一番の目的、日本一おいしい唐揚げ屋さん「梅しん」に行った。比喩ではなく、全国からあげグランプリでずっと金賞とっている唐揚げだ。

とんでもなくおいしい唐揚げ丼を食べた。

 

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③自分より色あざやかな写真

 

スマホはどんどん進化している。私たちは実際より色鮮やかな画像を見てしまっている。写真の背景がどんどんぼやけていくごとに、リアルとバーチャルの境界線もぼやけていくような気がする。

 

 

④猫は今日も猫をやっている

 

先斗町に子猫がいた。 小さな子猫で、灯籠の陰に隠れていた。 そんな猫は、今日も猫をやっている。 自分以外の何物にもなろうとせず、猫であるという仕事をせっせとしている。

かわいい。

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⑤余白は美しさを生む

 

私たちは待てない。

 

信号も、エレベーターも、読み込み時間まで、 みんな手をあげて

「はやく、はやく、もっとはやく」

の大合唱。

 

世界から余白が奪われていく。

 

だから私たちは考えない。

 

想像する余白も、考える余白も全てテクノロジーの先客がいるおかげで私たちは考えずに済む。

 

高校時代

「今頑張れば将来楽できるから」

と言っていた先生が忘れられない。

 

私は楽をするために生きている訳ではない。

銀閣を眺めながら、そんなことを思った。

 

 

 

⑥よりごのみをして

 

おいしいものを食べる。

安いものを食べる。

映えるものを食べる。

私たちは、選り好みして生きている。

 

好きなものを選んで、食べている。 売る側は選ばれるのに必死で、食材の声なんて聞こえないふりをしているのだろうか。 生まれながらに地球の罪人である私たちの罪を顕著に表す行動だと思う。

 

 

⑦私たちは丸腰で

 

学校に、会社に、部活に、サークルに、学生団体に、家族に、友達グループに、所属して 一人であることをごまかしている。

 

本当はひとりぼっちで、何も持たない私たちは 誰かと寄り添うことで寂しさをごまかす。 自分の本当の弱さと対面した時に、見える世界が変わった。

 

先延ばしにして、守られ、誰かに決めてもらう時間は突然終わりを告げる。

その時に、私たちはいかに丸腰で、ひとりであることを実感した。

 

邪魔だと思っていた足枷は実は私たちを守っていてくれたのかもしれない。

 

「それ以上行ったらケガするよ。」

 

それなのに私達は、枷を外して走り出してしまうのだ。

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⑧自分の人生を生きる

 

[自分の人生の主語を自分にすること]

 

他人に迎合するかどうかではなく、自分の原動力の矢印が自分から発信されているのかどうかだと思う。

 

本当に人は幸せになるために生まれて来たのだろうか?

多くの人が本気で信じきっていることは、マイノリティにとっては悪魔でしかない。 (この話は自分の中でまだ整理がついていないのでまた今度)

 

京都の風に吹かれ、少しリフレッシュした心で

また新宿に繰り出すのだった。