【海外からの漂流物!?】東松島スタディキャンプ
九月一日~九月二日
【企画】CFF 国内チームJSC×東松島チーム
①日目 仙台駅に集合→荒浜小学校→ごはん→仮設住宅跡→おみそ製造場→旧野蒜駅→宿内コンテンツ「防災セミナー」→ごはん→ワードウルフ
②日目 バームクーヘン工場→美馬森(ワークと馬とヨガ)→浜辺でゴミ拾い→KIBOTCHA→解散→牛タン→おっぺしゃんラーメン
《Ⅰ》久しぶりのCFF!
しばらくご無沙汰だったCFFの空気。 やっぱり居心地が良かった。久しぶりの顔、初めましての顔もみんな気づけば仲良くなれて幸せだった。
《Ⅱ》はじめまして東松島!
東松島に訪れたのははじめてだった。とっても美しい場所だった。ご飯が美味しくて、住む人達が強く優しく暖かくて、パステルでもデジタルでもない優しい色で溢れる土地だった。
荒浜小学校もKIBOTHAも初めてで衝撃が大きかった分、回しきれないくらい頭がぐるんぐるん回って、その感覚さえも嬉しく思えた。
《Ⅲ》防災セミナーをさせてもらいました!
宿で一時間ほど、防災セミナーをしてきた。セミナーも回を重ねる事に伝えたい情報が絞られてきて、その伝え方も構成も良くなってきたと思う。自分に今一番、東北のためにできることだ。
《IV》ヨガに目覚める!?
美馬森さんのプログラムで、森の中でヨガを体験した!!涼しくほほを撫でる風、土と馬と緑のにおい、黒須さんの優しい声…。最高だった。
「 ヨガ、はじめたい!」
《Ⅴ》こ、これは!!
野蒜の浜辺でゴミ拾いをしていた際、見つけたのは外国パッケージのゴミ。 確証はないけれど、海に流されて外国から流れてきたのだろうか。
目のあたりにして衝撃だった。自分の捨てたゴミが、遠い外国の美しい浜辺を汚しているかもしれない。
道に捨てた瞬間、それは凶器に変わる。プラスチックとはそういうものだ。 プラスチックはそう簡単に海で分解されない。
ゴミのポイ捨て、ノンリサイクル、あなたのその少しの行動が世の中を良くも悪くもしているのだと、愚かな程に信じることが希望ではないだろうか?
被災地にカネを送らなくなった私たちは、代わりにゴミを送るようになった。
そんな国ではいけないはずだ。
《Ⅵ》復興と宮城とわたし
宮城に来る度に思う。
素晴らしい土地だと。
本当にここが好きだと。
この国の復興は、まだまだ途中だ。
様々な問題はあるけれど、
「この国はまだ強い」
そう思う。 一度ボロボロになったからこそ、生きる力がパチパチと音を立てて輝いている。
「スクラップアンドビルド(映画シン・ゴジラより)」
その通りだと思う。
だからこそ、一度出会えたこの国の復興に一生をかけて向き合いたいと思う。
自分の出来ることでしか役に立てない。
ならばできることを増やせばいい。
出来ないことを出来るようになること
それが成長だ。
生まれつきの天才なんて一人としていない。
一歩ずつ階段を踏みしめて登るしかないんだ。
途中で諦めた人は、彼を天才と呼ぶ。
また歩き出せることを信じられなくなった時
君の成長は終わる。
情けないきれいごとを信じて
どこまでも進める人であれ。
《Ⅶ》おわりに
今回東松島スタディキャンプに関わってくださった皆様、一緒に食べて、話して、楽しんだみんな、東松島をはじめ東日本大震災の復興に携わった全ての方々、宮城の美しい文化を創り、継承してくださった先人の皆様、 私にこんな美しいものを見せて下さり ありがとうございました。
遠い遠いところを飛ぶ蝶の羽の動きが、遠い国に希望の雨を降らすこともある。
バタフライ効果という。
どんな場所にいても 美しい羽で羽ばたける。
そんな蝶であれますように。